無題JPEGを始めて1カ月が過ぎました。

アップした写真も５０枚を超えたのでちょっと振り返って一人反省会開催中。

反省会といっても基本自画自賛なので単なるお気に入り写真のまとめですｗ

写真ブログを始めてずいぶん写真に対する考え方が変わったような気がします。

以前は、見えたままをを写しとったようなナチュラルな写真が好きでした。

彩度は抑えめ、ノイズは少なく、トリミングなんてもってのほか。

できれば撮って出しがベストと思っていました。

写真そのものがコンテンツのブログになると、それだけでは全然面白みが無いのですね。

記録の写真と表現の写真は違うことをちょっと意識するようにしています。

そうやって自分なりに上手く撮れたなと思う写真がこれ。

このギターの特徴はピックガードにあるロゴマーク。

このロゴマークをポイントにして全体の構図を決めました。

どれが正解かはわからないけど、これ以上寄っても、これ以上引いてもバランスが悪くてこの構図がカジノというギターを表現するにはベターなように思いました。

色味もカスタムイメージの「リバーサルフィルム」を使って少しレトロな雰囲気を強調しています。

リバーサルフィルムは彩度とコントラストをぐっと持ち上げるので繊細な風景写真には向きませんが、物撮りには面白い効果がありますね。

もう一枚室内撮りで上手くいったなと思うのがこれ。

桜の葉の緑色だけ強調したくてわざと逆光を使ってみました。

今まではレタッチするにしても、すべてのものがちゃんと見えるようにレベルや明度、彩度を調整していました。

この写真では影の部分や暗い部分はあえて残すことを意識しています。

見せたいから全部見えるようにするより、見る人の想像力に任せるのも面白いですね。

この写真以降わざと暗めに撮る実験が続いています。 ただ構図にもうひと工夫欲しかったなぁ。う～む反省。 更にもう一点、大きく考えが変わったのはノイズに対しての考えかた。

たとえばこの写真。

拡大するとかなりノイズが乗っているのが分かるのですが、無理にNRをかけるより、多少ざらつきが残ったほうが雰囲気があっていいです。

時と場合によりますが、ノイズを気にして低感度で手ぶれするより、思い切って感度を上げたほうが後で後悔しないと思います。

彩度や明度も落として妖艶な雰囲気を出そうとしたのですが、ちょっとやりすぎたかな。

季節柄、桜の写真もたくさん撮ったのですが、ただ単にクローズアップしたり、背景をボカすだけではありきたりで面白くなくなりました。唯一気に入っているのがこれ。

この写真もあまりノイズは気にせず解像度を優先しました。

ライトで照らされた夜桜って難しくて、光が強すぎるとポップコーンのようにコロコロ、ワサワサに写ってしまうのですが、わざと露出補正を-2EVまで下げて解像感を残すようひと工夫。

結果的に手ぶれも防げたのは一石二鳥でした。

さて、一ヶ月毎日更新してみてそろそろネタ切れになってきました。撮り溜めしておいても同じような写真が続くと面白く無いし難しいですね。

これからは無理に更新にこだわらず気楽に続けていこうと思っています。 次のテーマは奥行きと立体感。 面白い作例を見つけたのでそれに近づけるようちょっと頑張ってみます。