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世界文化遺産「天草の崎津集落」

熊本・天草旅行2日目。

2018年6月に世界文化遺産登録(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)が決まったばかりの天草崎津集落の観光へ。


熊本バスターミナルから「超快速あまくさ号」に乗り天草本渡へ。

所要時間約2時間。同じ熊本県内とはいえ遠いですね。

天草観光は天草本渡バスセンターから出ている周遊バスを利用しました。

この周遊バスはガイド付で、なんと一人1000円(各施設の入場料別)と格安!

3つのコースがある中、僕らは崎津集落を中心に天草のキリシタン文化を巡るBコース(約4時間)に参加しました。

後述の崎津教会も大江教会も教会内部の一般見学には事前に予約が必要でやや面倒。一つ一つの場所も意外と離れているので、天草観光はこの周遊バスを利用するのが効率的でオススメです。

参考URL→天草ぐるっと周遊バス – 熊本県天草観光ガイド

いざ出発!

とその前に腹ごしらえ。

バスセンターでおすすめと言われた「いけす料理やまもと」へ。

参考URL→いけすやまもと – 本渡市その他/魚介料理・海鮮料理 [食べログ]

カウンターで囲むように店内中央に大きないけすがあり、天草の海鮮を活きの良いまま調理してくれます。

もちろんお刺身定食ですよ。昼間っからスイマセン。

さて、定時にバスは出発。明るくよく喋る(4時間休むことなくずっと喋ってた)ガイドさんの案内で天草観光へ。

このガイドさん自身が崎津集落の出身で8年間ずっとこのバスのガイドを努めているのだとか。

世界文化遺産に登録が決まるまでは1日1~2人のお客さんということも珍しくなかったそうで、世界遺産に登録が決定してからはお客さんが増えて嬉しくて仕方ないのだそうです。

1つ目の見学地は天草コレジヨ館。

コレジヨ(英語読みではカレッジ)というのは聖職者のための大神学校を指します。

天草に伝わる南蛮文化やコレジヨにまつわる貴重な資料が展示してあります。

中でも見どころはグーテンベルク印刷機(複製)

日本人として初めてヨーロッパを旅行した4人の少年使節団(天正少年遣欧使節団)によって持ち帰られたものを忠実に再現しています。

当時の天草では実際に印刷機を使って出版がされており(いわゆる天草本)、本場ヨーロッパでも出版部数300-500部といわれる中、1500部以上が印刷されていたそうです。

当時の日本の識字率がいかに高かったか知れるエピソードですね。

他にも竹で作られたパイプオルガンなどの古楽器(複製)や世界平和大使人形の展示など30分ではちょっと時間が足りない興味深い展示がたくさんありました。

崎津集落に到着。

文化遺産の登録対象になったのは、特定の建造物などではなくこの集落そのものです。

参考URL→「天草の﨑津集落」を世界遺産へ! / 天草市

一見ただの田舎町に見えますがそこかしこに潜伏キリシタン(隠れキリシタン)にまつわるエピソードがかいま見れます。

例えばこのしめ縄。

一般的に玄関にしめ縄を飾るのはお正月のみですが、天草では一年中飾る風習があるのだとか。

これは禁教期に「この家はキリシタンではない」ということを明示するために飾っていた名残なのだそうです。

天草のキリシタンのお墓は通常の墓石に十字架が上に乗ったちょっと変わった形。これも長い禁教の歴史の中からから生まれた独特の文化です。墓石に金文字が彫り込んであるのも珍しいですね。

こちらは崎津諏訪神社の横に建つ木造の崎津教会跡。現在の天主堂の前に教会があったところです。

そして崎津のシンボル「﨑津教会(天主堂)」

現在のものは昭和9年に再建されたものです。

ゴシック様式で教会内は珍しい畳敷きになっています。

もともとこの地は潜伏キリシタンを見つけるための「絵踏み」が行われていた吉田庄屋役宅跡でした。

弾圧の象徴であるこの地を買い取ることにこだわったため資金が足りなくなり、前方は鉄筋ながら後方は木造と変則的な造りになったそうです。

確かに前後で壁の色が違いますねw。

ちょっと見にくいですが、白く見えるのは海上マリア像です。

ズームの控えめなデジカメしか持っていなかったのでこれが限界でした。

タイミングが良ければ夕日を背にした神秘的なマリア像が撮れるそうです。

参考URL→潜伏キリシタンの地、マリア様の慈悲に満ちた夕陽:『JTB感動の瞬間(とき)』新しい旅のカタチ

これは崎津名物「杉ようかん」

ここでしか買えないと言われてつい買ってしまいました。

「ようかん」とはいうものの、あんを柔らかいお餅で包んだような素朴な味のお菓子です。

天草ロザリオ館で潜伏キリシタンの貴重な資料を見学(30分)した後、大江天主堂へ。

小高い丘の上に立つロマネスク様式の教会です。

現在の大江天主堂はフランス人宣教師ガルニエ神父が建立したもの。

ガルニエ神父はフランス人でありながら大江の地に天主堂を建てるために渡航費用を含めた全財産をつぎ込み、一度もフランスに帰ることなくこの地で亡くなったのだそうです。

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さてこの日の宿は「ホテル アレグリアガーデンズ天草

島原湾に面したリゾートホテルで、レストランから見える風景は格別です。

この日は台風20号が九州に接近しつつあり、大気が不安定なせいか夕暮れの空の色も普段見ることのできないような神秘的な色でした。

まさにマジックアワー。




参考URL→ホテル アレグリアガーデンズ天草(じゃらん)

さて翌日は再び熊本市内へ戻ります。

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by aki-f.net