a-ki blog

見たこと、聞いたこと、考えたこと。

落語家を題材にしたドラマ

根っからの落語好きというところまで行きませんが、興味のベクトルの1つは確実に落語に向かっていまして、レンタルビデオを借りにいっても、なにやら落語を題材にした物があるとつい借りて見てしまったりします。

ちょっと前ですが「タイガー & ドラゴン」は全部見ましたし、「ちりとてちん」もストーリーが分かる程度にはリアルタイムで見ていました。

映画では「寝ずの番 [DVD]」、「しゃべれども しゃべれども」は面白かったですね。

特に「しゃべれども しゃべれども」は香里奈のツンデレぶりが神です。あんな迫られ方したら国分太一じゃなくても落ちますよ(違)

こういった落語家もののドラマの主人公って大変だろうなって思います。落語に限らないですけどね、例えば寿司屋もそうなんですけど技術を売り物にした職人系のキャラクターを演じる場合付け焼刃だと作品を台無しにしてしまう恐れがあるので大変ですね。あえて名前をあげると「スシ王子」とか・・・。

さらに大変なのが主人公の師匠(親方)を演じる方々。

少なくとも主人公より上手く見せなくちゃいけないし貫禄も表現しなくちゃいけません。

上記の作品は落語を題材として成功したものばかりですが、どれも師匠の役者さんが素晴らしい演技をしていますね。

しゃべれども しゃべれども」では、国分太一の演技が絶賛されていましたが、その師匠たる伊東四朗の落語家ぶりはもっと評価されてしかるべしだし、八千草薫がぼそぼそとつぶやく「饅頭こわい」の完成度の高さは驚くばかりです。

このように考えると、落語というのは単なる面白い話ではなく演技の力の必要な高尚な芸事だし、ベテランの俳優さんの実力は計り知れないものがあるなあと実感します。

落語かも俳優さんもどっちもすごいな。