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【読みました】元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense

元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense 収益・集客が1.5倍UPするプロの技60という本を読みました。

Googleアドセンスに関する本はあまた有りますが、「元」とはいえ中の人が書いたものはおそらく初めてであり、マネタイズを目的とするWebサイトオーナーから非常に注目されている本であります。

実を言うと著者の石田氏とは2016年に登壇した神戸のセミナーでご一緒して以来の知人であり、今回そのご縁で著書をご恵贈頂きました。

そんなわけで若干贔屓目なる部分も否めませんが、できるだけフラットに感想を書いていきたいと思います。

裏技は書いていない

「元アドセンスの中の人が書いた本」という触れ込みから、なにか今まで明かされていない収益増加の裏技や即効性のある手法が書かれているのではないかと期待しがちですが、残念ながらそういうものはありませんでした。

むしろあとがきにもあるように、ある程度キャリアのある方ならネット上のどこかで聞いた話しも多いと思います。

しかし、ここで大事なことは同じ話でも「中の人が言っている」という点です。

ネット上のアドセンスにまつわる情報には都市伝説的なものも多くあります。

例えばよく目にするのは「アドセンス広告の上に【スポンサーリンク】とラベル表示しなければいけない」というもの。(ラベル表示は義務ではなくコンテンツと紛らわしいときに区別する方法の一つ)

これらの真偽を判断するとき「そもそもGoogleは何を基準に行動しているのか」を知る必要があります。それを伝えるのが「中の人が書いた」本書の大きな役割でしょう。

また、理不尽と思えるようなアカウント停止、不公平と思える優遇措置はなぜ行われるのか、という点も中の人ならではの視点で解説があり個人サイト運営者レベルでは見えない景色を垣間見ることが出来ます。

具体的なアドセンスサイトの運営方法

クリック単価はコントロールできない、クリック率アップも限界がある中でメディア運営者ができることはコンテンツの拡充とPVアップのための施策です。

チャプター2前半では具体的なコンテンツの企画方法や集客方法について触れられています。

本書は上記の石田健介氏とアフィリエイターの河井大志氏との共著の体裁をとっています。おそらくチャプター2の前半は共著者の河井氏が書かれているのでしょう。

河井氏は法人の事業としてメディア運営に取り組まれている方です。

コンテンツの外注化や集客のための広告出稿も前提として話が進められるため、僕らのような個人でサイト運営、ブログ運営をしている者にとっては若干違和感を感じる部分かもしれません。(これはこれで面白いのですが)

個人的にはチャプター1の章末コラムにあるような「中長期思考>短期思考」でのコンテンツ作りの方向で話を進めてもらったほうが飲み込みやすかったように思います。

チャプター2後半ではいよいよ広告実装のノウハウについて触れています。実際の収益改善事例などもあり興味深く読めました。

ただ、以前より広告ユニットの種類が増えている中(関連コンテンツ、インフィード広告、記事内広告など)ディスプレイ広告の配置に偏った印象があり、もう少しページ数を割いていろんな事例を見たかったという印象です。

特に確認しておきたいポリシー違反

チャプター3・4はグーグルの内側、広告主側の視点からみたアドセンス運用についての考え方です。

特に確認しておきたいのがポリシー違反について。

検索アルゴリズムもそうですが、時としてグーグルはサイト運営者にとって理不尽と思える処置をすることがあります。

アドセンスでは「アカウント一発停止」がその最たるもので、なぜそのような事が起こってしまうのか、最悪の事態にならないためにもグーグルや広告主の立場を知っておくことが大事です。

この部分、実はまちがった解釈が流布されていることも多く、取り返しの付かないことになる前にちゃんと目を通しておきたいところです。

中長期でのサイト運営を考えるなら読んでおこう

アドセンスによる収益化はメディア自体の実力に左右されます。

メディアの実力をつけるにはユーザー志向で地道な運営が欠かせません。その上で広告主の立場も考えWin Winの関係を築いていくことが大事です。

一攫千金ではなく「中長期思考」で地道にコツコツサイト運営する中で収益化もしていきたいと考えられる方は是非一度本書を手に取っていただきたいと思います。

きっとWeb広告の正しい考え方への第一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。

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Auther

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a-ki's factoryの中の人。京都生まれの京都育ち。

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巷にあふれる「ブログ論」とは違います。 ありそうでなかった「個人サイト運営者のための情報サイト構築論」の本です。


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