a-ki blog

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マクロレンズはどれくらいマクロか比べてみる

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マクロレンズってほんとうに必要なの?他のレンズで代用できないの?って、一眼レフを購入した当初は誰しも考えると思います。僕が今まで購入したレンズでマクロレンズってどれくらい違うものなのか比べてみましょう。

交換レンズは現在までに3本購入しました。1本目は高倍率ズームのSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC 。2本目は明るい単焦点PENTAX FA35mm F2AL。3本目が先日購入した標準マクロのSIGMA 50mm F2.8 DG MACRO

室内で静物を手持ちで接写すると仮定して撮り比べてみました。すべて絞りは開放、ISO800で固定。

まずは高倍率ズームを広角側(18mm F3.5)で。

Zoom 18mm

ピントの合うギリギリまで寄ってもこれが限界。背景にも余計なものが入りまくりで、物撮りにはまったく向いてないですね。

次に同じ高倍率ズームで望遠側(200mm F6.3)で撮ってみました。SIGMAの高倍率ズームは望遠側でも結構寄れる方らしい。タムロンと悩んでたときに評価したのもこの点でした。

Zoom 200mm

かなり大きく写るもののクローズアップとまでは言えない感じ。さらに絞り開放でもF6.3までが限界なので室内手持ち撮影はちとツライ。ミニ三脚を併用すれば使えるかな。

次は室内はおまかせの明るい単焦点 FA35 F2AL。絞り開放F2.0は強力で室内でもカシャカシャとシャッターがおります。

FA35

ただやはりこれ以上は寄れないので細かい描写は難しい。実際このブログでもレビュー用写真にこのレンズを使っているけどトリミングして見せたいところをクローズアップしているのがホントのところ。ふわっととろけるような独特のボケ感は雰囲気があって好きなんですけどね。

さて、最後に真打。SIGMA 50mm DC MACROで寄れるだけよってみると・・・

50mm MACRO

圧勝!等倍の迫力です。

他のレンズを工夫して使うのが馬鹿らしくなります。やっぱり餅は餅屋。接写はマクロレンズですね(笑)

F2.8ですがこの時のシャッタースピードは1/10秒と決して速くありません。近寄りすぎて被写体がレンズの影になっちゃったようです。

コンデジのマクロに慣れていると「何センチまで寄れるか?」が評価基準になってしまいがちですけど、実際には「どれくらい大きく写せるか」が問題なのですから、望遠マクロで少し距離に余裕がとれるほうが使いやすいのかもしれません。

さて、上記3本の他にキットレンズ+マクロフィルターを使っていたことがあります。フィルターの着け外しが面倒ですぐに使わなくなりましたけど、どのように写るかはこちらを参考に→K-mでマクロフィルターを使ってみた