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コンテンツの一人歩き

ネット上での著作権侵害のニュースを見る機会が年々増えている。

傍から見ていると他人事のようだが、長くサイトを運営していると実際に自分の書いた文章を全然知らない他人のサイト上で見つけることがある。

僕のサイト(a-ki’s factory)も性質上引用元になる機会が多い。

ルールを守って引用されている場合もあればオイオイということもある。

わざわざ探すということは今までしたことなかったけど、思い立ってどの程度使われているか調べてみた。

どうやって探すかというとGoogle等の検索エンジンを使うのだけど、あまり長い文章はキーワードとして受け付けてくれない。

そこで便利なのが「こぴらん」というWebサービス。

1000文字を超える長文(4000文字以下)でも、句点やピリオドなどを区切り文字として適度な長さに分解し、一気に類似のページをチェックしてくれる。

早速やってみた。

調べたのはこのページ→「クロスロード伝説 (ロバート・ジョンソン) | ブルースの歴史と偉人伝

2000年頃に書いた文章でブルースマン、ロバート・ジョンソンにまつわる悪魔との取引の伝説を紹介したもの。

「ギターが上手くなりたければ、夜中の12時少し前に十字路にいって、一人でギターを弾くんだ。そうすると『レグバ』っていう大柄の黒マントの悪魔がやってきてギターを取り上げる。
そうして彼がチューニングして一曲弾いてから返してくれる。その時から何でも好きな曲が弾けるようになるんだ。」

ロバート・ジョンソンは夏のある日、とある十字路(クロス・ロード)でギターがうまくなるために自分の魂を売ることを悪魔と契約した。
やがて彼はBluesで名声を得ることなるが、その日から地獄の番犬に追われ、ほどなく契約通り命を奪われる・・・

10年以上前なのではっきり覚えていないが、昔読んだ本やライナーノーツなどの記憶を要約し書き下ろした記事だ。(ブルースをわざわざBluesと表記してるあたりが今更ながら恥ずかしい(;・∀・)

こぴらんにかけてみると、なんと150ページ以上の類似ページが見つかった!(検索結果の一例

出典としてリンクを張ってくれているサイトも多々ある(ありがたや)が、悪意はなさそうだけど全文転載や出典を明記していないものも目立つ。
ひどいものは引用している他サイトを出典としてリンクを張っているケースも有る(←こういうのほとんどがまとめサイト)

引用の体をなさず丸パクリされると感情的には腹が立つけど最近はGoogleも賢くなってあとからコピーした文章が検索順位に影響を与えることはなさそうなので、さして実害があるわけではない。

そもそも内容が伝説の類をリライトしただけのものだし、著作権を主張して咎めるつもりもない。

ただ、僕の書いた文章がクロスロード伝説の一次情報としてふさわしいとは僕自身思っていない。クロスロード伝説自体が諸説あって、もっと色んなエピソードや正確な情報があるはずだと思うし、機会があれば訂正を加えるかもしれない。

引用元がはっきりしなければ訂正しても伝わる術がなくなってしまう。

もはやコピペのコピペになってる節もあり、コンテンツが独り歩きしてあやふやな情報が定説になってしまうのは怖いなぁと思う。

ルールを守って引用するのであれば何も遠慮することはないし、引用元になるメリットも大きい。

少なくともネット上での引用は、引用タグ(blockquoteなど)の使用と出典へのリンクは張って欲しい。

そうすることで間違いがあっても著者の責任として情報を訂正することができるし、引用した側も恥をかかなくて済むのだから。

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a-ki's factoryの中の人。京都生まれの京都育ち。

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