山鉾には絢爛豪華な装飾を施され「動く美術品」とも言われる。
この綾傘鉾の大きな傘は遠く室町時代の貴族達の生活を偲ばせるようだ。
鯉山に施された前懸は、なぜかトロイア戦争物語を描いた16世紀のベルギー製。
日本の伝統文化の象徴のように思われる京都の祭りだがところどころ異国の匂いがするのが面白い。
「古い物を残すだけでは歴史は刻めないんだよ」と語りかけているようだ。
さて、そんな山鉾の1つ「南観音山」に登ってきた。
すべてではないが、拝観料を払えば山鉾に登ることができる。ちなみに南観音山の拝観料は300円。
長刀鉾は確か女人禁制で女性は登れなかったように思う。登ってみたい鉾があれば事前に下調べしておくのが無難かも。
山鉾に登るには隣接する町家の二階を通り抜けなければいけない。
狭い階段を登ると御神体が祭られていた。
お供えの粽(ちまき)が山と積まれているのがいかにも祇園祭らしい。
御神体を真正面から撮影するのは失礼に当たる。少し斜めからパチリ。
さらに急な梯子段を登って山鉾に登る。
このときはたまたま祇園囃子の演奏を間近で見ることができた。
狭い空間にひしめき合うように囃子方が並び熱のこもった演奏を繰り返す。
遠くに聞こえる「コンコンチキチン♪」という音色も風情があるが、近くで聞くとなかなかの迫力だ。
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